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CAAD12 試乗

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先代CAAD10はアルミフレームの最高峰ともいえる名機
筆者もかつて試乗させてもらい、そのオールラウンドな高性能には驚かされた

その最新進化型に試乗するので、当然「アルミという素材をどう進化させたのか」という
期待をもって走り始めた
のだが、、、、
(提供ワイズロード名古屋

アルミバイクであることをやめたアルミバイク
それが試乗の結論だ

走り始めてみると
「ん? これってほんとにアルミフレーム?」
という感触にとまどう

おかしい
距離が伸びても
峠を登って、下っても
ちっともアルミの感触が感じられない

路面の凹凸からくるショックをほどよく吸収し
乗り心地は凡百のカーボンフレームよりも快適

ペダリングに対する応答は、BBまわりがゴッついフレームによくある硬質なものではなく
筆者の好む心地よいしなりをともなう優しい乗り味だ
ケイデンスで80から100くらいの巡航のときは特に快適
ペダルへの入力とフレームの応力が見事にシンクロして
まるでフレームが人間との息のあった共同作業でバイクを前進させているかのような
愉悦を味わえる

路面変化や段差のショックの吸収性、ハンドルから伝わってくる衝撃の少なさ
長距離でも疲れない乗り心地の良さ
どれをとっても筆者が知る出来のよいフレーム(数十万円はする)に匹敵する

いろいろなモデルに試乗させてもらっているが
乗ってみるとわかることのひとつに素材感というのがある
アルミにはアルミの素材感、カーボンにはカーボンの素材感があるものだ

ところがこいつからはアルミという金属の素材感が全く伝わってこない

実際走っている最中、筆者は試乗車に乗っていることをたびたび忘れた
つまりカーボンフレームバイクに乗っていると錯覚するくらい「金属」を感じさせないのだ
それどころかミドルグレード以上の高価なカーボンフレームが提供してくれる気持ちよさを持っている

これは勝手に自分の好みで決めているだけだが
「よくできたフレーム」とは乗り手を気持ちよくさせてくれるものだと思っている
たとえばペダリングが楽しくなるような、前に進むための適度なしなり
たとえばバイクを自分の体の一部のように感じられる一体感
そんな気持ちよさだ

この気持ちよさはカーボンだから、アルミだからというものではない
高価なカーボンフレームなのにちっとも気持ちよくないフレームもあれば
アルミフレームにも気持ちよいフレームはある

それでもカーボンフレームは非金属素材であることを感じるし
アルミフレームは当然、金属素材であることを感じる
これはどちらがいいとかではなく、それぞれの素材がもつキャラクターだ
カーボン素材はアルミより軽くて振動吸収性が高いキャラで
アルミ素材はカーボンよりシャキッとした手応えがキャラだ
少なくとも今まで乗ったことのあるフレームはそうだった

CAAD12はそうしたアルミフレームのキャラを捨て去り
カーボンフレームと同じ土俵で勝負を仕掛けてきた

試乗の翌日、自分のバイクに乗った
いつも乗っている自分のバイクとCAAD12
より気持ちよかったのはどちらか?

認めたくない結果をつきつけられ、正直落ち込んだ(笑

因みに自分のフレームは定価23万円
CAAD12はフレームで16万5千円である

上質なカーボンフレームのような乗り味をアルミフレームで実現できたということは
「もっとアルミ素材のキャラを立たせた味付け」や
「もっと戦闘的で硬質な味付け」のアルミフレームも
カーボンフレーム並みの乗り心地と両立させつつ実現できる可能性があるということだ

こいつの出現はひょっとしたらフレーム素材の考え方を根本から変える出来事かもしれない
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テーマ : 自転車
ジャンル : 趣味・実用

グラファイトデザイン ニューメテオ試乗

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グラファイトデザインのメテオにまいどのワイズロード名古屋で試乗
過去グラファイトデザイン(GDR)はメテオ ランチメテオ スピードに試乗させてもらっている
はたしてその進化は?

ニューメテオ、まずは筆者が好きなグラファイトデザインらしさが健在であることが嬉しい
他のどのフレームとも違う「ヒトに優しい無類の乗り心地のよさ」が
走り出すまでもなく、またがっただけでわかったので思わずニヤリとしてしまう(笑

漕ぎ出しや巡航はごくごく普通
しかしこれは欠点ではない
GDRに共通の美点だ
入力に対して自然な受け止め方をしてくれるので
フレームに自分を合わせるのではなく
フレームが自分に合わせてくれているような快適さがある

無類の乗り心地のよさにも磨きがかかっているような気がした
段差や荒れた路面での見事な衝撃吸収がGDRの持ち味だとは理解していたが
ごく普通の舗装面の走りもこのフレームはウルトラスムースネス
バイクが路面に吸い付いているような感覚で進む
23cタイヤに6.5気圧で走っているのに
まるで28cに5.5気圧で走る乗り心地を手に入れているような

いちばんの進化は加速時の快感だ
特にハンドルをつかみ前がかりの態勢で踏み込んで加速すると
面白いように進む

加速感は主にBB周りの剛性を高めることで得られるものと思っていた
だからガツンとした加速の快感を味わえるフレームは
筆者のような貧脚では踏み負けしてしまうフレームとイコールかと思っていた

メテオはまったく違う
フレームの前半分の剛性で加速を生み出しているような感覚だ
こいつはハンドルを持つと独特の手ごたえがある
ハンドルの下にフレーム全体がくっついていることを強く意識させる手ごたえ
「ハンドルを持つ」イコール「フレーム全体を持つ」ような感覚

基本はパイプ&ラグ組み構造ではあるものの
構造の半分はモノコックになっている
そのひとつがヘッドとダウンチューブとBBがひとつながりになったモノコックピースで
外観的にもメテオの特徴となっているのだが
そのワンピース構造の剛性がいかに高いかが
ハンドルを持つ腕に伝わってくるのだ

上半身を腕で支えながら加速すると
フレームの前半分の剛性をうまく利用して
踏み込む力が効率的に推進力に変わる
まるでフレームの前半分で加速を担当し
通常なら加速担当のBBやフレームの後ろ半分は
むしろ乗り心地の良さを担当しているかのような不思議な感覚

常識やぶりなGDRの真骨頂といったところか

2時間ほど走ってみての感想は
ちゃんとグラファイトデザインらしさを残しながら見事に戦闘力を高めたフレーム

以前のメテオではいまいちもの足りなかったデザインも
特徴であるダウンチューブのワンピースを他の部分と別塗装にするデザインが
なかなか個性的で細身のシルエットとあいまって魅力的だ
試乗車は同じブラック系の2色だが自分好みのツートーンにカラーオーダーすることもできるらしい
こんな感じ
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試乗してみればわかる他にはないオンリーワンの魅力を持つ本機のお値段
フレーム価格で37万円

ぜひ多くの人に試乗してもらいたいモデルだ

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テーマ : 自転車
ジャンル : 趣味・実用

コルナゴC60試乗

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「これから実戦投入される出たばっかりのモデル」というイメージのC60
そんなブランニュウな1台にワイズロード名古屋で試乗させてもらう幸運に恵まれた

乗り出しの印象
「あれ?モノコックになったんだっけ?」

もちろんそんなことはありません(笑
パイプ径は太くBBもマッシブになってはいるが
C60も代々のC○○と同じ伝統のパイプ&ラグ構造

なのにまるで最新のカーボンモノコックフレームのような
身体と路面の間にあるのは「ワンピース構造の物体」としか思えない一体感

はて?コルナゴさんは一体何を目指したのか?
という疑問が浮かぶものの
走っている感触はいたって快適

フラッグシップだからといって乗り手を選ぶようなことはない
初心者が楽しみながら乗れる懐の深さを持っているところに
コルナゴの好ましき伝統を感じる

コーナーや下りでも安心してスピードに乗れる安定性の高さも
ありがたい
多少下手くそなコーナリングをしても
車体がそのミスをカバーしてくれるような安心感がある

そんなホビーライダーにも優しいC60だが
とはいえレーシングモデル
踏み込んだときの加速は一流だ
どこまでも加速を要求するかのような野性の本性を
優しい顔の向こうに覗かせたりする
気持ちがいいからといっていい気になって飛ばし
ているといつのまにか脚にきていたりする

そんなこんなで約3時間の試乗を終えたが
正直、疑問は残った
ここまでモノコックに近い性能をあえてラグ組みで作る意味は?

その疑問は試乗した次の週末に解けた
いつものサンデーライドにいつものように自分のバイクで
晴天無風の好条件下、コース的には実に気持ちよく70kmほど走った

なのに、自分の乗っているバイクを
初めて「なんと凡庸でつまらないバイクだ」と感じたのだ
数日前に乗ったC60に「また乗りたい」という欲求とともに

同じフラッグシップモデルでもトレック マドン7はわかりやすい
理詰めでモノコックフレームの理想と性能を追求した結果の現時点での到達点だ
しかし、トレックの試乗後に自分のバイクを「凡庸」と感じることはなかった

C60はどうか
その存在理由は理屈ではなく感性で感じるもの、とでもいえばいいだろうか
パイプ&ラグで他ブランドのフラッグシップモデル(それはモノコックだ)に
負けない、あるいは凌駕するモデルを作ること
サイズバリエーションを豊富にラインナップしやすい構造というのも理由だろうが
理詰めでは説明できないラグ組みの長所を知っているコルナゴだからこそ
作らなければならないフレームだったのではないだろうか

モノコックかラグかは人によっては好みが分かれるだろうが
筆者はラグのもつアナログで人に優しい乗り味が好きだ
乱暴な言い方だがモノコックは設計どおりの性能を求める
デジタルな工業製品
そこには「面白み」や「人間臭さ」はあまり入り込む余地はない
だからC60からモノコックフレームに戻ったときに
性能の優劣ではなく「凡庸」を感じてしまったのだろう

筆者が数日たって感じたC60への愛着は
まるでモノコックのような第一印象の向こう側に
乗っていて「楽しい」と感じるラグならではの乗り味が演出されているからこそ

それは性能的に速いとか軽いとか剛性が高いとかではなく
パイプ&ラグでなければできない乗り手との親和性が高い独特の乗り味

理詰めでは説明できない人間臭い魅力がそこにはある

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ジャンル : 趣味・実用

トレック マドン7試乗

トレック マドン7

アメリカンブランドの雄、トレック
個人的には圧倒的な資本力とマスセールスの上に成り立つ
完成度と満足度の高い工業製品を送り出すブランドというイメージ

そのフラッグシップ マドン7
トップ選手がレースで使う機材を
果たして乗りこなせるのか(笑

乗ってみると意外なことに乗り心地がいい
それもフワフワした感じではなく
しっかりと路面をとらえているというダイレクト感のある
乗り心地の良さ

しかし、その乗り心地の良さからは理解できない事実として
相当高い剛性を持っていることを主張する「踏みごたえ」が同時に存在する
そんな「違和感」を抱えてのスタート

幸い「乗りこなせるのか?」という不安は走り始めてほどなく解消される
大丈夫、このフレームはあなたを拒絶するようなことはありません(笑

脚力に自信のない筆者でも気おくれすることなく前に進ませることができる
ただ、そこは一流選手も乗るフレーム
漫然と流すような乗り方では
「ったく、そんなんじゃ やる気おきねえよ」
とばかりにフレームはその真価を発揮してはくれない

こいつが真価を発揮するのはこちらが「本気を出した」とき

車のいない堤防道路で、前方に青信号を発見
ここは常に赤信号で止まるポイント
これを逃すと次の青まで長時間待たされる
急げば間に合う!とダンシングで必死にスピードを上げた

するとどうだろう、自分の力以上に加速するような快感が、、、
「俺はこんなにすごい加速力を持ってたのか」と勘違いする快感(笑

しかし信号は黄色に変わり、、ブレーキ性能の確かさを確認(笑

この快感は上り坂を攻めるときもやってくる
いつもは後半たれてしまい、なかなか一定のペースでは上りきれない竜泉寺の坂で
力が無駄なく上りのために使われている実感とともに気持ちよく上っていく

ノーマルクランクのこいつが
コンパクトクランク+27Hを装備している自分のバイクより
楽しく上れるような気がするという不思議

これがフラッグシップモデルの凄さなのか

コーナーやオーバー50km/hで下るようなの長い下り坂では
「乗り心地のよさ」が「無類の路面追従性」として機能し
まるで路面に吸い付くかのような抜群の安定性を体験させてくれる

反面、無理しない速度での巡航は楽しくない
いや、正確には
本気で加速する時、本気で坂を登るときの快楽があまりにも強すぎて
本気出してないときが退屈なのだ

試乗中終始「ああ、俺にもう少し脚力があればなあ」
との悔しさが付きまとったのも事実
脚力とスタミナがあれば、もっと自在にバイクを加速させ
この快感をもっと長く味わうことができるのだから

実力以上に快感を求めた結果だろう
たった1時間半の試乗だったにも関わらず
翌日の筆者の太ももはパンパンに張っていた(笑

試乗終了後の実測は6.6kg(ペダル&ボトルケージ込み)

意外でもあり当然でもある

坂で気持ち良く登れるのはこの絶対重量の軽さが寄与しているのだろう
しかしこんなに軽量な機体からは想像できない
加速時のガッツリした踏み応えや
しっとりと路面に吸い付く乗り心地も同時に実現している
軽量なフレームで相反する複数の目的を実現するために
相当なお金をかけているな、と思わせるフレームだ


そんな乗り心地のよさまで手に入れられる「加速を快楽に変えるマシン」のお値段
トレックご自慢のプロジェクトワン塗装のチョイスで変わるが
フレームでおおよそ50万円

試乗してしまうと決して高くはないと思えてしまうのが悔しいところである 

テーマ : 自転車
ジャンル : 趣味・実用

コルナゴ ストラーダ試乗

コルナゴストラーダ

本日のお題はコルナゴのアルミフレームモデル ストラーダSL
提供:ワイズロード名古屋

アルミ素材のバイクは久しぶりだが
乗ってみた第一印象は「アルミらしいアルミ」
ペダルと駆動が直結して前に進むダイレクト感

路面からの情報が直接的に体に届き
こちらの操作にも車体がダイレクトに反応する
久しぶりの金属素材フレーム独特の小気味良さが気持ちいい

スピードを上げていく時も
自分の脚力で加速していく実感がある
その分、ごまかしの利かない直球勝負という感じだ

アルミといえばキャノンデールのCAAD10、BMCのGF02は試乗経験があり
スコットスピードスターは1台目のロードバイクとして所有していた

いずれも魅力的で、自分に合わないカーボンフレームに乗るくらいなら
これらのアルミフレームバイクに乗った方がよっぽど楽しい

ストラーダもこれら3台と同じようにアルミバイクの購入を検討するなら
候補のひとつに加えるべきだろう

ただし、こいつは気持ちいいのだが
本気でスピードを上げていくと脚にくるので覚悟が必要

最近のアルミフレームの進化はものすごい
カーボンに比べ劣っていた振動吸収性を高め
軽量化も進んでいる
GF02などは実際カーボンに負けないくらいの乗り心地を実現しているといってもいい

ところがこいつは乗り心地の良さについては目もくれず
よりダイレクトに、より速く進むことを目指す硬派
だから正直乗り心地は硬く、ロングライドを快適にこなせるとは思えない

その代わり前に進むことに関しての応答性やダイレクト感は
カーボンを含め、いままでに乗ったどのフレームよりビビッド
鈴鹿やクリテリウムではきっと抜群の速さを手に入れられるマシンだ

筆者の友人で実業団登録をしてレースに参戦している友人も
普段のツーリングはカーボンロードを使うが
クリテやサーキットレースはCAAD10だという

重量はカーボンの方が軽く、長距離での疲労度もカーボンが有利だ
しかし、速さは車体重量に必ずしも反比例しない
乗ってみると実測重量よりはるかに軽く感じる(つまり速く進む)モデルもあれば
逆にカタログ値ほどは軽さを実感できないモデルもある

実測重量の重い軽いよりも、自分が乗った時に速度を稼げるかどうかの方が
はるかに重要なのだ

重くても自在に加速できるフレームもあれば
軽いけど思ったほどスピードに乗らないバイクもある

その意味ではこのSL、そんじょそこらの軽量カーボンロードよりも
レースのようなシビアな状況で速度が稼げるモデルだ
さらにレースにつきものの落車リスクを考えたら
カーボンよりもアルミの方が実用的

脚力に自信のある人や20代30代の人なら
ミドルグレード以上のカーボンフレームをカモれる戦闘力をもつこのフレームのお値段

15万円+消費税

せっかくロードに乗るなら少しでも速く走りたいという人や
サーキットのラップタイム短縮やクリテリウムの上位入賞を目指す人に
お薦めのフレームである

テーマ : 自転車
ジャンル : 趣味・実用

プロフィール

タマ

Author:タマ
まずは自転車から ゆくゆくは料理、映画など好きなものも(の予定)
単身赴任の名古屋初心者

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